FRP
FRPは、Fiber（繊維）、Reinforced（強化された）、Plastic（プラスチック）の略で、日本語では「繊維強化プラスチック」と呼ばれます。プラスチック単体だと強度に限界がありますが、繊維と組み合わせることでプラスチックを補強し、強度を大きく向上させた素材です。建設業、自動車、鉄道などさまざまな分野で使われています。
CFRP
CFRPは、Carbon（炭素）、Fiber（繊維）、Reinforced（強化された）、Plastic（プラスチック）の略で、日本語にすると「炭素繊維強化プラスチック」になります。
強化材に炭素繊維を用いたもので、FRPよりもさらに剛性が高く、航空機業界では軽量かつ高い剛性から、従来のアルミ合金に代わる素材として注目が集まっています。
真空注型
真空注型はプラスチックを成形する方法の一つです。金型を使わないで、FRPなどの樹脂型に樹脂を流し込んでつくるもので、金型より安価で短納期につくることができます。金型をつくらないので、設計変更にも新たに型を作ることなく、すぐに対応できるのが特長で、開発段階初期などで設計変更が多く行われる際などに有効な方法です。
メッキ製品
金属、ガラス、繊維、プラスチック、セラミックスなどの表面に、クロム、ニッケル、金、銀などの薄膜を被覆するのがメッキ加工です。これにより酸化しやすい金属を保護したり、表面に高級感を出して美しい仕上げにします。
FDM（3Dプリンター）
FDMはFused Deposition Modeling（熱溶解積層方式）のことで、アメリカのStratasysが開発した造形方法です。3Dプリンターには光造形などの方法もありますが、長持ちしない、変形しやすいというデメリットがありました。FDMはABSなど、実製品と同じ工業用樹脂を用いるため、非常に強度があり長持ちするのが強みです。
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NC機械加工
NC加工の「NC」はNumerical Control Machiningの略で、文字通り数値をコントロール（制御）することで加工する方法のことを指します。ドリルなどの切削用工具の動作をプログラムによって動かし、それによって金属などの素材を加工していきます。適格なプログラムを入力するには豊富な経験が必要で、職人技の世界でもあります。
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